愛知県春日井市|撮影日:平成18年6月30日
1948-1949年元・東京大学総合運動場(落合遺跡)で、調査団によって丸木舟を3隻と、オール6本が発掘され。 1951年3月、植物学者・大賀一郎博士(1883-1964)は遺跡を発掘調査した。泥炭層から発見したハスの実は3粒になった。ハスの権威者・大賀博士は、それらの年代を明確にするため、ハスの実、丸木舟の一部などをシカゴ大学へ送って 年代分析・鑑定を依頼した。 その結果、それらが弥生時代(約2000年前)のものであることが判明した。 大賀博士は発見した3粒の発芽を試みたが、2粒は失敗に終わり、残りの1粒が発芽に成功し古代ハスが咲いた。 1953年8月5日、千葉市弁天池に移植し、4〜5本が開花した。千葉県天然記念物に指定された。 以来、大賀ハスは「世界最古の花」として、海外でも大きい反響を得た。